すると突然足を少し痛そうに引きずりながらイザベルがジュリアに近づいて来た。
「なによジュリアさん…少しくらい作法や歩き方ができていたって、私達を馬鹿にするような表情で見ないで欲しいわ。」
「そ…そんな…全くそんなつもりはありません。馬鹿にした表情なんて言いがかりだわ。」
イザベルはジュリアの言葉を聞いても、プイッと横を向いたままで聞こうとしない。
これは本当に言いがかりだ。
イザベルはジュリアの全てが気に入らないようだ。
ジュリアが入学する前は、イザベルがすべてにおいて優秀で女王のようだったらしい。
それなのにジュリアに抜かされたことに腹を立てているようだ。
その様子を見ていたリリーが私の肩をポンと叩いた。
「ジュリア、気にしない方が良いわよ。ジュリアは何も悪く無いもの、きっとイザベルさんは自分が一番じゃないと気が済まないのよ。」
なんだか大変なクラスメイトがいるようだ。
頭が痛いジュリアだった。
しかし、まだまだこのクラスの問題はこれからだったのだ。



