どんな君でも、溺愛します。




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今日は秋葉は、どうしても外せない用事があると言っていたから、ひとりでお弁当を食べることになりそうだ。




教室で食べようかな…とお弁当を出す。




隣の桜井くんは、言わずもがな寝ている。



…授業中も寝るくらいなら、何のために来たんだろう…?



今日の桜井くん、ミニ席替えしただけで終わってるよ?



何でだろう…。




…ちょっと、気になる。




…けど、視線が…。




「調子乗ってるよ、あれは」



「自分のために席替えしてくれたとか思ってるよね?」




「ウザ。てか、普通に自意識過剰〜…」



「ちょっとイタいよね」



…何を言ってるんだろうこの人たちは…。



ウザい? とか、全くよくわからないけど…こっち見ないでっ…。



今は秋葉もいないし…ど、どうしよう…中庭に逃げようかな。



お弁当を食べ終わり、包み始めると、どんどん内緒話…まあ私には筒抜けだけど…もヒートアップしていく。



「ほんとやだ、桜井くんを独り占めしないでってば」





「ねっ。赤城さんなんかより、可愛いのにねっ」



そう言ったクラスメイトが、ぎゅっと女子に抱きつく。


かわ…? 新しい単語…何?