「ほら、嬉しいも少しだけ取り戻してるし。だいぶピンチだよ…」
え、ええっ⁉︎
「あ〜あ…これでもこのままが良いって言うんだったら、本当に殺さなきゃいけないなぁ…しゃーない、悪魔にお願いするかぁ…どんなに怖い死に方を提案してくれるかなー…ふふっ」
「て、天使っ…そ、それ、もうサイコパス…‼︎」
「え〜天使にそんな事言っちゃダメだよっ」
ご、語尾にハートマーク‼︎ これなら言わないんだけど…。
「怒った天使のファンが…暗殺しちゃうかもねっ」
こ、怖いよ言うことがっ…。
「て、天使のファンって…どういうこと…っ?」
「ん〜、まあちょっとは違うけど、実紀みたいな子は意外とそこら辺にいっぱいいるのよ」
「へ、へ〜…死にそうな子?」
「ん〜、他の人の情報は…ムッリ‼︎ 秘密‼︎」
秘密かぁ…。
「ってなわけで、ばいばいかんじょーーー‼︎ 感情感情〜飛んでけ〜」
「…」
なんか聞いたことのあるリズム感だな…。
感情が…とんでいった、のかな…?
やっぱり自分ではわからない。
「てぃや!」
「え?」
天使が急に私の背中を突いた。
「? 何?」
「いよっし、おっけ」
何やら意味不明なことを言って、iPadをいじりはじめる。



