どんな君でも、溺愛します。




あっ…戻ってきた、私の感情。




「天使…!」



「んー?」



だるそうー…。




「私、病院に…!」



「そうなんだよなぁ…」



腕を組んだ天使は、見た事ないほど渋い顔をしていた。



「神様に聞いてみたら、どうやら実紀のお母さん、運命と違う動きしてるらしいんだよねぇー…」




…っ、え⁉︎





「運命と…⁉︎」





「そうそう、運命に逆らってるらしくて、神様たち上層部が慌ただしかったよ。悪夢を見させたりとか、大変みたい。今までに1、2回しか起こってなかった出来事だから」




えっ、悪夢っ…! そして、1、2回……⁉︎