…よく、わからなかった。
無表情だからって、そんなことしていいの?
食べ終わったお弁当を包んだハンカチをいじった。
「ハッ、何でこんなとこいんの? 邪魔なんだけど」
“ハッ”?
振り向くと、クラスメイトの1人が立って、口元に手を当てていた。
「ふっ、笑える。今までぼっちで食べてたんだ…そんな無表情じゃ、一緒に食べてくれる友達もいないよねー」
「…? 考え事してただけだけど」
つい、言い返してしまった。
「ふーん。それ、私聞いてないから」
付け足した後、彼女は私を置いて去って行ってしまった。
私はその背中を見送る。
「あっ、行っちゃった…!」
クラスメイトの髪を三つ編みにした可愛い女子1人が、彼女がいなくなった方を見ていた。
「どうしたの?」



