どんな君でも、溺愛します。





そんなこと、私でもわかる。




魔法だ。感情がなくなったからだ。




…私は、もう二度と、あの、キラキラしてるクラスメイトの時代には戻れない…。





なんて……感情がどれだけ大事かなんて、私にはわからないから何も言えないけど…。





…早く、時が過ぎて。





早く、昼…お弁当の時間になって、屋上で全てを秋葉に教えて欲しい。





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私の学校は、昼はお弁当を持って来て、各自好きなところで好きな人と自由に食べて良いというところだ。





自由気ままな学校。私は一応真面目と分類される人間で、自由な人はとはあまり深く接触しないようにしていた。