「あ、神様からご司令」 「ああ…」 男の人の天使もタブレットを覗き込んで、変な声を出す。 「えっと、“実紀は次の夢を早く見せるように”だって〜」 「早くか…」 えっ、もうっ? ってか、司令⁉︎ 神様が仕切ってんなら神様がやりなよ‼︎ 「ねえ、そう言えば私さ、誰かに言っちゃダメなの?」 ずっと、気になってた。 誰かに打ち明けたい。 「え? ダメに決まってるでしょ」 当たり前すぎる返答に、がっくりと肩を落とした。