どんな君でも、溺愛します。




感情を次々に思い出し、色褪せていた私の心も色を取り戻す。




ボールをぶつけられた時も、痛いって思わなかったしなー…。





今ならわかる。







…感情って、自分が思ってる以上に、大事。





無意識に浮かべるものだから…わかりにくいけど、今になって気付いた。




にこにこ笑っている天使につられて、私も笑みを浮かべた。





「私…、なんか孤立的なのになっちゃって…」




「そうっぽいね〜!」




「何でそうなったかは、さっきまでわからなかったけど…」





戻った、今ならわかる。




「多分、ずっと真顔で、何だこいつ、ってなったんじゃない?」




「ごっめーんっ、私からは言っちゃダメなんだよねっ。




ま、秋葉ちゃんから明日聞いてみっ」