ー感情が消えて、一週間。 私が教室に入ると、クラスの空気が少し違った。 「…? おはよう…?」 私をじっと見ている。 私が辺りを見渡すと、全員が目を逸らした。 …? な、何っ…⁉︎ 「あ! おはよう、実紀!」 いつも通りなのは、秋葉だけ。 「何? このクラス達」 コソッと告げると、秋葉が眉を上に上げ、口元を真一文字に結んだ。 「それがねぇ…」 秋葉が話そうとすると、クラスメイトから、「秋葉ってあいつに味方すんの?」みたいな視線が集まってきた。