名前を知っても意味ないよ〜…。
「ま、休憩して元気出してね。じゃっ」
笑顔? を浮かべて手を振った秋葉に、私も手を振って返した。
ひとりで席に座って、はああと息を吐く。
私は生きることを選んだみたいだけど、死んだ方が良かったかなぁ…。
…なんて、親戚にも天使にも皆に悪いから、思いたくないし、言いたくもないけど。
良い加減、私の中のこの多すぎる疑問に答えを欲しい。
誰かを傷つけちゃいそうだ。
…って、傷? 殴ってるわけでもないのに、何で?
今のは…本能的に…。
何となく、急に、そう感じてしまった。
やっぱり…心の底では覚えてたりするのかな…。



