サッと上を見上げると、何かの白いボールが私に向かって飛んできていた。 「…!」 当たる。 そう思った時にはもう遅くて、私の頭にどかっとボールがぶつかった。 「おいっ、大丈夫か⁉︎」 近くにいた男子がこっちに駆け寄ってきた。 「痛くないか⁉︎ 気持ち悪くないか⁉︎」 肩を掴まれた。 ん? 何それ、痛い…? 呪文? いや…流石に違うよね…?