どんな君でも、溺愛します。







私、赤城実紀。中2。



とある、いつも通りの一日が終わって、私はベットに沈む。



今日は疲れたな…。



目を閉じると、疲れからすぐに眠ってしまった。


** **


気づくと私は、ふわふわな雲っぽいところの上に立っていた。



ここ…どこ?


ただ、私はこれが夢だというのは確信していた。



雲の色は、私が立っているところは白色だった。



なにここ…夢にしても…。



なんか、嫌な予感がする…。



とにかく情報がないかと、辺りを見渡す。



あ…ちょっと遠くに、雲に紛れて建物がある! って、建物…?



雲の上に…? …って、あれ…雲の、上?



雲の上って…天国、じゃない…?



て、天国って…わ、私、死んでる⁉︎



死んだ覚えは一切ない。



とにかく行こうと、建物のところへ走り出した。



遠くって思ったけど、案外近くにあったな…。



建物の前に立って、建物を見る。



普通に、雲の上にある…。丸い、塔?



ぐるっと回って見てみると、出っ張り…というかくぼみがあることに気づいた。