その日の夕方、6時前にはすみちゃん家の車で送ってもらって私は自宅の前にいた。程よい疲れと充足感があった。
「今日はありがとう」
「ううん。小夏こそたくさん話してくれてありがとう。夏休み中にライブあるんだよね。決まったらすぐ連絡してね」
「うん、直ぐに知らせるね」
「うちに出来るのは衣装を用意するのと人を出すくらいだけど、小夏のことは誰よりも解ってるつもりだから期待してて」
「え!? ほんとに!!」
すみちゃんが私のライブの衣装を用意してくれるなんて。嬉しすぎる。
私は両手を前に出してすみちゃんの手をしっかり握った。
「すみちゃんがいてくれたら、百人力だね!」
「当たり前だよ。うちはあのAONO SUMIだもん、なんてね。とにかく身体には気をつけないとね」
「分かった」
「うち……小夏が居なくなるなんて絶対嫌だからね……。そんなことになったら小夏とはもう絶交だから」
最後にすみちゃんは涙を目にいっぱいにためながらそう言った。
「そんなの絶対いやだよ。ずっとここにいるって約束する。だからすみちゃんは私の一番の親友でいて」
「うん……」
「私は、大丈夫」
一番の親友を悲しませたくなくて、私は守れるか分からない約束をした。
指切りをすると、すみちゃんは涙を携えたまま笑った。
ハリセンボンを飲むのも、すみちゃんと絶交するのも嫌だな。
バイバイ、と言うとすみちゃんは車の窓を閉めた。
麦を抱き手を振るようにすると、そのまま車が走っていくのを見送った。
ーープルルル
その時、スマホに着信が来た。それは諏訪野さんからだった。初めての電話で少し緊張しつつも直ぐに出る。
「今日はありがとう」
「ううん。小夏こそたくさん話してくれてありがとう。夏休み中にライブあるんだよね。決まったらすぐ連絡してね」
「うん、直ぐに知らせるね」
「うちに出来るのは衣装を用意するのと人を出すくらいだけど、小夏のことは誰よりも解ってるつもりだから期待してて」
「え!? ほんとに!!」
すみちゃんが私のライブの衣装を用意してくれるなんて。嬉しすぎる。
私は両手を前に出してすみちゃんの手をしっかり握った。
「すみちゃんがいてくれたら、百人力だね!」
「当たり前だよ。うちはあのAONO SUMIだもん、なんてね。とにかく身体には気をつけないとね」
「分かった」
「うち……小夏が居なくなるなんて絶対嫌だからね……。そんなことになったら小夏とはもう絶交だから」
最後にすみちゃんは涙を目にいっぱいにためながらそう言った。
「そんなの絶対いやだよ。ずっとここにいるって約束する。だからすみちゃんは私の一番の親友でいて」
「うん……」
「私は、大丈夫」
一番の親友を悲しませたくなくて、私は守れるか分からない約束をした。
指切りをすると、すみちゃんは涙を携えたまま笑った。
ハリセンボンを飲むのも、すみちゃんと絶交するのも嫌だな。
バイバイ、と言うとすみちゃんは車の窓を閉めた。
麦を抱き手を振るようにすると、そのまま車が走っていくのを見送った。
ーープルルル
その時、スマホに着信が来た。それは諏訪野さんからだった。初めての電話で少し緊張しつつも直ぐに出る。


