そのまま待っていると、診察室の扉が開いてゆかさんが私に向けて手招きしてくれたので、促されるまま中に入る。中に入ると諏訪野さんもパソコンの前に座っている。
「お疲れ様でした。長かったのによく頑張ったね」
「本当に長かったなぁ〜」
「こらこら小夏ちゃん、先生のこといじめないの」
「ゆかさんがいてくれたから、大丈夫でした。諏訪野先生が呼んでくれたって聞きました。ありがとうございます」
「ううん。小夏、また帰りそうだったし」
「先生が私をいじめなかったら帰らないです! 基本的には私すごく真面目でいい子なんですから」
「それ、普通自分で言うかな」
諏訪野さんがそう言うのと同時に、横でゆかさんが思わず吹き出すのを睨み返してみる。
ゆかさんは手を前に出し謝る振りをしていた。
「それじゃあ真面目な小夏さん、聴診させてね」
真面目なので、大人しく上着を脱いで胸の前をあける。諏訪野さんは耳に聴診器をかけると、Tシャツの上から聴診器を当ててくれた。深呼吸してと言いながら、胸、背中、首まわりの音までじっくりと聴診する。前の先生とは随分違うんだなとぼんやりと思っていた。
「うん。余り音は良くはないけど、小夏が頑張ってることはちゃんと分かってるからね。これから治療頑張っていこうね」
「はーい」
諏訪野さんはパソコンの方に向き直るとカチカチと文字を打ち込んでいる。専門用語なんて分かるわけないんだけど何となく私はその内容を見たくなくて、画面じゃなくて諏訪野さんの横顔を見つめていた。
綺麗だなと思っていると、急にこちらを向いてきたのでドキッとする。
「お疲れ様でした。長かったのによく頑張ったね」
「本当に長かったなぁ〜」
「こらこら小夏ちゃん、先生のこといじめないの」
「ゆかさんがいてくれたから、大丈夫でした。諏訪野先生が呼んでくれたって聞きました。ありがとうございます」
「ううん。小夏、また帰りそうだったし」
「先生が私をいじめなかったら帰らないです! 基本的には私すごく真面目でいい子なんですから」
「それ、普通自分で言うかな」
諏訪野さんがそう言うのと同時に、横でゆかさんが思わず吹き出すのを睨み返してみる。
ゆかさんは手を前に出し謝る振りをしていた。
「それじゃあ真面目な小夏さん、聴診させてね」
真面目なので、大人しく上着を脱いで胸の前をあける。諏訪野さんは耳に聴診器をかけると、Tシャツの上から聴診器を当ててくれた。深呼吸してと言いながら、胸、背中、首まわりの音までじっくりと聴診する。前の先生とは随分違うんだなとぼんやりと思っていた。
「うん。余り音は良くはないけど、小夏が頑張ってることはちゃんと分かってるからね。これから治療頑張っていこうね」
「はーい」
諏訪野さんはパソコンの方に向き直るとカチカチと文字を打ち込んでいる。専門用語なんて分かるわけないんだけど何となく私はその内容を見たくなくて、画面じゃなくて諏訪野さんの横顔を見つめていた。
綺麗だなと思っていると、急にこちらを向いてきたのでドキッとする。


