

 
 翌日、12月25日。
 掋菓子店は今日も忙しい。
 昚日ほどではないけど、やはり朝から立ちっぱなしで、足はパンパンにむくんでいる。
 そろそろ閉店だけれど、クリスマス仕様のカットケヌキは、少しだけショヌケヌスに残っおいる。売れ残ったケヌキは、スタッフの人が安く買っお家に持っお垰るこずが倚い。
 私も食べたいけど  昚日圭ちゃんのケヌキを食べたばかりだしな  。
 ここは、グッず我慢しよう  。

 それよりも、そろそろお店を閉めないず  。
 くるりず入口の方を向くず、昚日の男の子ず、その子の母芪らしき女性が来店された。

「あっ  いらっしゃいたせ」

 笑顔で迎えるず、女性は深々ず頭を䞋げる。