数日後の朝







「羊花、本当に学校行かないでいいの？」



「…ごめんね、お母さん。どうしても行く気になれないの」


「そっか。…そんなにトイレの花子さんヘアーは嫌？」





真顔で聞いてくるお母さんに思わず叫ぶようにツッコんでしまった。





「普通におかっぱって言ってくれる！？
花子さんヘアーって、結構傷つくよ！？」



「ごめんごめん！いや、それにしても…ブハッ！
いつ見ても面白いわね〜あんたの髪型！」



「お母さんっ！からかうだけなら出ていってよ！」



「はいはい、じゃあお母さまは出ていきますねーっと。」



手をヒラヒラさせて私の部屋から出ていくお母さん。



まったく、不登校になってしまった娘をからかって何が楽しいんだか！