新月の天使

暫くチャットを続けていると、柚葉ちゃんは[お風呂に入ってくる!]と送ってきて、それにOKと送った。


すごく、わくわくするなぁ。



その数時間後、待ち合わせ場所と時間が送られてきた。


朝の8時からだ。時間的に、1日遊ぶって感じかな……?



柚葉ちゃんと1日遊ぶなんて久しぶりだな。


私はわくわくを胸に抱えて眠りについた。



*    *    *    *



「あっ、せーちゃーん!こっちこっち!」


わっ、15分前に待ち合わせ場所に着いたのに、もう柚葉ちゃんいる。



ブンブンと手を振っていて存在感がすごい。


「柚葉ちゃーん!おはよう」


「おはよー!久しぶりだねっ」



ぎゅっと一度抱きしめ合ってからどちらかともなく笑い出す。



「ふふっ。今日、すごく楽しみにしてたんだ!」


「私も楽しみだったよ」




ニコッと笑ってから、私たちは歩き出した。



*   *   *   *




「わー!これも可愛い!あっ、でもこっちもいい……」


「柚葉ちゃんにはこれも似合うんじゃない?」




私たちは今、ショッピングモールで柚葉ちゃんのデート服を選んでいる。


そう。〝デート服〟だ。



さかのぼること、数十分前。




『じ、実はね……。せ、せーちゃんに報告したいことがあって……』


『報告したいこと?』


『うん……』