新月の天使

もしそうだとしたら、それは無理だ。


いつまでも辞めた活動の仲間と連絡を取り合っていたら、もし何かの拍子に闇月のことが誰かにバレたら、それが弱みになって、脅されるかもしれない。




だから、活動が終わったら今までの出来事につながる道は全て抹消する。




[すみませんが、それはできません。いつまでも連絡を取り合うのは、今後のお互いにとって不利になります。この後用事があるので、今日は失礼します]






そう送ると、私はパソコンをとじた。



はぁー………疲れた。


今月の闇月の計画は立てたし、次情報屋と話すのは来月かな。



「ふぅ〜……」



手の甲を額に当て、椅子の背もたれに体を預けると、右ポケットの中のスマホが震えた。



取り出して画面を見ると、柚葉ちゃんからのメールだった。



柚葉ちゃんからメールなんて滅多に来ないのに、珍しい……どうしたんだろう。




[せーちゃん久しぶりー!どうどう?夏休み楽しんでるっ?あたしはエンジョイしてるよー!]

[突然なんだけどさ、明日空いてる!?暇だったらあたしと隣町のショッピングモール行かない!?]




遊びの誘いってことかな……?


そういえばなにげに夏休み入って初めての柚葉ちゃんとの遊びじゃない……!?




[空いてるよ!!一緒に行こ〜!]



[ほんと!?うれしー!せーちゃんと遊びに行くの、すごく楽しみ]





〝楽しみ〟って言葉に頬が緩む。


私も……楽しみ。