「いや、だって、そもそも2人とも知ってるでしょ、
私が、、、」
「だからじゃん!だから行くんだよ!」
「でもー」
「芙結、春休み課題写させてやった借りまだ返してもらってないよね」
「桃ちゃん?こわ、怖いです。すみません。行きます。」
2人の圧に押されて行くことに決定した合コン。
しかも今日だと聞かされて、初めての合コンに憂鬱さが積もった。
キーンコーンカーンコーン
放課後を告げるチャイムが今日だけは地獄への扉が開く音に聞こえた。
私の腕を左右それぞれ2人に掴まれて学校を出た。
これじゃあまるで罪を犯した連行される人みたいじゃないか。

