願わくは愛であれ


芙結side


「まだ、好きなの?」


なんてことないように投げかけられた言葉。



「、、、」


たった2文字がずっしりと腹に乗っかった気がした。



答えを出すことが怖くて、小さく微笑んだ。



その時、足元に猫ちゃんが来て餌をねだっているようだった。


だから、見えてなかったの。



瑠李がどんな顔をしていたか、