駅で待ち合わせをして、電車で猫カフェに向かった。


最近できた猫カフェでずっと行こうって話していたところだ。


着くまでの間、ずっと「何の話?」って問い詰めてみたけど

落ち着いたところで話したいから、と教えてはくれなかった。


「着いてから!」


と返してくる芙結に心は休まらなかった。



カランカラン


店員さんに案内され部屋に入ると、


「はぁぁあ可愛いー」


「あぁ、可愛いな」

たくさんの猫たちに迎えられた。


愛おしそうに猫を見つめる芙結に視線が悔い付けになってしまう。