「ほんとにすみません。」



いったい今日だけで何回泣けば気が済むんだ私は。


今度は恥ずかしさで顔があげられない。


「はは、なんで敬語?」


「うぅ〜」


熱い顔を冷やすように手の甲を当てる。


「ほんとに大丈夫?」


「う、うん!もう平気!ありがと!」


こうやって心配してくれるとこ、昔と変わらない。