助手席から眺める愛瑠の横顔は完全に大人の男の人で昔とは違うドキドキを感じた。 「愛瑠は今、この辺に住んでるの?」 「あー、最近こっちに帰ってきて、親父の会社の近くに住んでる」 「そうなんだ。じゃあもうずっとこっちに居るの?」 「まぁ、暫くはそうかな」 おじさんの会社ってこともう一駅向こうか、