願わくは愛であれ



落ち着いて、改めて視界に愛瑠をいれた。



その瞬間またもや、心臓が大きく飛び跳ねた。


ドクン


ドドドッと、忙しなく動き出した心臓。先程の恐怖とは違う鼓動の音。




記憶の中では、染めたことがなかった黒髪が今では少し明るくなっていて、毛先は遊んでいる。



顔つきは幼さが消え、時間の経過を実感させた。


スーツを着こなす姿はもう大人にしか見えなかった。


なんで、いるの、?



なんで居るの。なんて、彼がここに居てはいけない理由なんてないのだけど