モテ王子とのルームシェア、お断りします

「終わったーー!!」



美術室に私の声が響く。



だってやっと終わったんだもん。



これくらいは叫んでもいいよね。



「ほんとに手伝ってくれてありがとう」



日野くんが申し訳なさそうに言ってくる。



「全然だよ、日野くんもお疲れ様!」



日野くんからしてみれば一から作り上げた垂れ幕がやっと完成したのに日野くんは私みたいに叫んだりしない。



やっぱ大人だなぁ。