モテ王子とのルームシェア、お断りします

言われた色の絵の具を出して水を足す。



「出来たよ!」



「ありがとう、じゃあ塗ろっか」



準備が出来てやっと塗る作業だ。



生地にはもう今年のスローガンが転写されている。



「これ全部日野くんが?」



「ま、まぁ。俺効率悪いからめっちゃ時間かかったけど」



「すごいね!!」



これを1人でなんて私だったらとっくに心が折れてるはずだ。



「えへへ」



照れくさそうに笑う日野くんはいつもクラスで見る日野くんとはひと味違う。