モテ王子とのルームシェア、お断りします

「好きだよ」



ずっと心の中に隠してきた渚くんへの好きって気持ち。



渚くんにはもちろん、莉奈ちゃんにも言ってきてない。



叶うかも分からない恋だから。



「なら、正々堂々勝負しよ」



萌果ちゃんのアーモンド型の綺麗な二重をした目は本気の目をしてた。



「うん」



多分、今の私じゃ見た目もスペックも、どう足掻いても萌果ちゃんには届かない。



だけどここで自分の気持ちに蓋しちゃダメ。