モテ王子とのルームシェア、お断りします

「ふぁぁ…」


次起きたのは3時間後だった。



なんか気持ちよく眠っちゃったよ。



おでこには冷えピタが貼られていたし、体の上にはいつものに加えてブランケットがかけられていた。



これ、全部渚くんが…。



少しだけ軽くなった体でリビングへ向かうと



「起きたか」



と声をかけられた。



「おかゆ、作ったけど食べれるか?」



テーブルに並べられたおかゆを視線で伝えてくる。