モテ王子とのルームシェア、お断りします

渚くんと足を揃えて保健室を出る。



窓からグラウンドを除くと、先生の言葉通り持久走をやっていた。



どうやら、毎年5月頃にやる体力テストの練習らしい。



本番は20メートルシャトルランだけど今日は体育館が使えなかったから外で1000m走のよう。



ふと横に目をやると渚くんと目が合った。



さっきのような王子様モードの目はしてなくて、俺様モードだった。



「荷物、貸せよ」



「…え?」



「重いだろ」



ぶっきらぼうだけど優しい言葉をかけてくれる。