モテ王子とのルームシェア、お断りします

そのせいで私の顔まで赤くなってしまう。



なんで、そんな顔…するの?



私の事どう思ってるの?渚くん。



可愛いなんて言葉私に言うなんてどういうことなの?



そしてこの気まずい沈黙は先生の言葉によって破られた。



「はい、みんな隣の人といいところ言い合ったかな?じゃあ次は教室中歩き回ってね」



先生…ナイスタイミング。



これで一旦渚くんとのペアワークは終わりにできる。



何事も無かったようにお互い席を立ち、教室を回った。