咄嗟に百合寿の彼氏宣言をした海斗。現場を見ていた人が多かったためクラスでも公認の仲になってしまう。
海斗と壱が友人、海斗と百合寿が恋人同士だとみんなに思われれば壱と百合寿の関係を隠すのも楽になるから、海斗は偽装彼氏彼女の関係を続けようと提案。
壱は不快だが海斗を通して百合寿に女友達ができた事もありしぶしぶ黙認する。
夏休みになり、海斗は百合寿をプールや夏祭りに誘う。壱も一緒に行くと言い、壱が行くなら行きたいとクラスの女子も参加すると言い結局いつも大人数で出かける事に。
百合寿と壱の仲が進展するのは夏祭り。女子グループで行動している間に柄の悪い男たちからナンパされ他の女子が怖がる中、百合寿が毅然とした態度で追い払う。
みんなから「さすが委員長」と慕われる百合寿。海斗もしっかり者の百合寿に惹かれていた。ただひとり壱だけは百合寿の本心に気付き、ふたりきりになって「怖かったよな」と抱きしめ百合寿に泣く場所を与えた。
夏休み明け、高校の文化祭に壱の弟（小２）が来る。弟は、ズボラだと思っていた百合寿が学校では違って驚いていた。また、家で完璧な兄を誇りに思っていたが、やる気のない学校での姿を見てガッカリする。
やる気のない兄について百合寿へ愚痴を零す弟。そんな弟に「どっちの壱くんも、大切な存在」だと伝える百合寿。
百合寿について兄も同じような事を言っていたため「ふたりは仲が良いんだ」と感じる弟。
海斗から「本当の彼女になってほしい」と告白されるが、百合寿は海斗が好きなのは学校の方の自分だけだと気付き断った。
壱は学校一の美女の蘭花から夏祭りの時に百合寿と抱き合っていた写真をネタに「デートして」とゆすられる。
百合寿を守りたい壱は了承。でもデートで寝てばかりいて結局フラれた。
「どんなデートしたの？」と百合寿に聞かれ、ふたりでデートを再現する事に。
映画館で寝て、公園でも寝ている壱。壱が寝ている間、百合寿は映画を満喫、公園でも壱の隣で読書をして過ごしていた。壱から「つまらなかった？」と聞かれ「楽しかったよ」と答える百合寿。
デートの最後にふたりで夕日を見に行って「きれいだね」と良い雰囲気のなか、壱から「どんな百合寿も全部好きだ」と告白されてハッピーエンド。