……神だとしても? レオンの感情は、レオンだけのもの?
「リーチェ、あなたは一体どこを見ているのですか? あなたのその眩しいほどに輝く黄金の瞳は、どこを向いて、何を映し出しているのですか?」
レオンは再び私の手を取り、その手をレオンの心臓の上に当てた。
「私はここにいます。ここであなたに語りかけています」
悲痛な叫びは強いエネルギーを放って、私の中に流れてくる。
「リーチェが描いた絵の中にいる私でも、あなたが見たというビジョンの中の私でもなく、ここに、あなたの目の前に立つ私を見て下さい。耳を傾けて下さい。あなたの言うそれらはすべて、ここに立つ私とは違うものなのです」
私の手のひらを通じ、服の上から感じるレオンの体温と鼓動。それは決して私が描いた漫画のレオンでは感じ得ないもの。
「私は幻影でも、ましてや空想でもありません。この世界で現実に生き、考え、喜びも悲しみも感じ取るただの人間で、あなたのことをただひたすら愛してしまうただの男です」
服の上からでも感じる熱さは、彼の熱なのか、それとも私の熱なのか。
「私はリーチェ、クレイマス令嬢ではなくあなたが好きです。どんなにあなたが突き放そうと、どんなにわからずやであろうと、私はあなたの事がどうしたって好きなのですよ」
さっきまでギュッと握りしめていた私の手を、今度は両手で、そっと、壊れ物を扱うかのように優しく包み込んだ。
「リーチェ、あなたは一体どこを見ているのですか? あなたのその眩しいほどに輝く黄金の瞳は、どこを向いて、何を映し出しているのですか?」
レオンは再び私の手を取り、その手をレオンの心臓の上に当てた。
「私はここにいます。ここであなたに語りかけています」
悲痛な叫びは強いエネルギーを放って、私の中に流れてくる。
「リーチェが描いた絵の中にいる私でも、あなたが見たというビジョンの中の私でもなく、ここに、あなたの目の前に立つ私を見て下さい。耳を傾けて下さい。あなたの言うそれらはすべて、ここに立つ私とは違うものなのです」
私の手のひらを通じ、服の上から感じるレオンの体温と鼓動。それは決して私が描いた漫画のレオンでは感じ得ないもの。
「私は幻影でも、ましてや空想でもありません。この世界で現実に生き、考え、喜びも悲しみも感じ取るただの人間で、あなたのことをただひたすら愛してしまうただの男です」
服の上からでも感じる熱さは、彼の熱なのか、それとも私の熱なのか。
「私はリーチェ、クレイマス令嬢ではなくあなたが好きです。どんなにあなたが突き放そうと、どんなにわからずやであろうと、私はあなたの事がどうしたって好きなのですよ」
さっきまでギュッと握りしめていた私の手を、今度は両手で、そっと、壊れ物を扱うかのように優しく包み込んだ。



