繋いだ手は離さない

 家庭を持つことは大変だが、ボクは愛理香と愛し合えていたし、子供の面倒もよく見ていた。


 ボクは彼女が子供にミルクを与えているのを見るにつれて思っていた。


 「この幸せがずっとずっと続いていきますように」と。


 それはボクにとって実に切なる願いだったのだ。


 そう、どんな山よりも高くて、地球上のどこの海よりも深いものだった。


 互いに愛し合う気持ちに変わりはない。
                     (了)