「ふんふふーん…」
鼻歌を歌いながら、コンビニで買ったアイスを片手にスキップ、家に急ぐ。
今日は新しい友達もできたことだし、ちょっとくらいご褒美としてアイスを買ったっていいだろう。
にしても、今日手を貸した子がまさか「あたしが間違ってた」なんて言って仲良くしてくれるだなんて思ってなかったなあ。
仲間が増えたのはいいことだ。よかったよかった。
にしても、別チームにいたアリサちゃんと雪乃ちゃんの実力と言ったらすごかった。
フォームもきれいだし、身体能力がとっても高いし、一回本気で戦ってみたかった。
でも別チーム全部と戦えたわけじゃなくて、あの二人とは戦えなかったんだよね。
次の体育の時間には試合できるといいなあ。
そんなことを考えながら曲がり角を曲がろうとすると。
「あの、ちょっといい?」
「へ?」
優しい女の人の声に話しかけられた。
不思議に思って振り返ると、そこにはキャリアウーマンですっていう見た目をした女の人が立っている。
その人は私を見ると、カツカツと歩み寄ってきて何かを差し出してきた。
「どうも。私こういう者なんだけれど」
「……芸能事務所アールフェディー……って、あの有名な!?」
差し出されたのは名刺。
そこには、世界的に有名な芸能事務所「アールフェディー」のモデルマネージャーと書いてあった。
「あなた、とってもモデルの素質があると思うの。やってみない?」
「え……!?」



