女嫌いなはずの御曹司が、庶民の私を離しそうにない。







「おー、めっちゃ晴れてるな」




そんなこんなで迎えた学園祭当日。心地の良い秋晴れ。


私は眩しい青空を見上げながら目を細めた。


憂うつでたまらなかった今回のテストも無事一位を維持することができたおかげで、心置きなく今日という日を迎えることができた。


いつもと同じように駅から歩いていると、高級車たちが普段とは比べ物にならないほど長い列をつくっていた。皆生徒たちの親族や招待を受けた関係者たちによるものだろう。


たくさんの要人たちが学園に集結しているということで、警備もいつも以上に厳重だ。

制服を着ていても入場のときに生徒手帳の提出を求められ、機械で顔認証。荷物チェックまでされた。

無事にそれを通過し、一歩敷地に足を踏み入れると。




『皆様お待たせいたしました! ただ今から、星彩学園祭の開会を宣言します!』




そこはまさに、別世界といった感じだった。