「と、永遠ちゃん……なにしてるの……?」


「誰かも知らない勢力に命運を握られるのは非常に不愉快だなと思いました」


「いや、そうじゃなくて……」


「どっちみち逃げ切れませんでしたよ。なら自分自身で終わらせたくないですか?」


「うーん、うむむ」


「いいですよ。なにが起きても。怖いものなどほとんどないので」



すべて本心ではある。


もう死んでるし。


神様とやらに悪評を謳われようと、魂が穢れようと、もともと清い人間ではないのでダメージはない。


ああ、でも



「羽生先輩をどうにかされるのは、怖いかもしれませんがね」



地獄へ連れて行くなら私だけにしてくれ。


責め苦を受けるのも私だけでいい。



「今、私の世界で大切なものは、羽生先輩だけですから」



行きましょう、そう言って私は歩みを再開させた。