「……せんぱい」


「うん?」


「私は…どうしたらいいですか」


「僕のそばにいればいい」


「……」


「どうせ僕からは逃げられないんだから。
逃げないで。……すごく傷ついた」


「…すみま、せん」


「うん。大好きだから、許す」



花がほころぶような笑顔を注がれる。


深くて、優しくて、重たい


私の血にまみれた天使が、満足気に目を細めた。


あぁやっぱり…この人のそばにいると、安らぎと恐怖の織り交ざった不思議な気持ちが湧いてくる。