恥ずかしさに耐えられなくなった私が、思わず身をよじると、朝火さんは驚いたように手を離してくれる。 やっと開放された私は、熱くなった頬を冷ますようにパタパタと手であおいだ。 「悪い」 申し訳なさそうに謝ってくれる朝火さんに、私は『大丈夫です』と返す。 「はやく準備しちゃいましょう。学校に遅れちゃいます」 「そうだな。俺は他のやつらを起こしてから行く」 「はい、わかりました」 私は自分の洋服を持って、着替えをするために、別室に向かった。 ♡♡♡