黒縁メガネとワンピース

研修当日だというのに、頭の中はもうそれどころじゃない。

課題内容を皆の前で発表しなきゃいけないのに、練習もろくにせず、ほぼ投げやり状態。
あんなに課題作りを頑張っていたのに、半分どうでもいいと思っている自分がいる。


兎に角、今はあの家から離れられることに、ほっとしていて。

またもや現実逃避をしてしまう自分が情けなくもあるけど、あれ程の真っ直ぐな告白を受けてしまったら、もうどうすればいいのか分からない。

だから、一時的でもいい。
流される前に、俊君から逃げたい。

そんな弱い気持ちが心を支配し、益々自己嫌悪に陥ってくる。