__研修交流会当日。
私は一人電車に揺られながら、呆然と窓の外を眺める。
現地集合のため、普段よりも一時間早く家を出たせいで、未だ意識がぼんやりとしている。
それでも、気付けば俊君のことばかり考えてしまって。
あの時のことがずっと頭から離れない。
俊君だってかなりモテるのに、何で私なんだろう。
あんなに格好良くて、夢があって、強くて。
あれだけキラキラした人が、私のことをあそこまで好きと言ってくれたことがまだ信じられない。
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