「どうしたの?」
暫く反応がないことに、段々と不安が募り、私は首を横に傾げる。
「なんか、加代って変わったよね。逞しくなったっていうか。ちょっと前までは弱気なことばっかり言ってたのに」
「そ、そうかな?」
確かに、以前の私に比べれば大分前向きにはなれたのかもしれない。
生活が大きく変わり、海斗さんと俊君に出会い、引き続き恵梨香にも背中を押され続けて。
その結果、今の自分があるとするならば、私は環境に恵まれたのかもしれない。
改めてそう自覚すると、感謝の気持ちや、嬉しさや、気恥ずかしい気持ちが入り混じり、私は照れ笑いを浮かべた。


