なんて綺麗なんだろう。 そして、神様はつくづく不公平だ。 ここまでの容姿があれば、きっとこんな悩みなんて抱えずに済んだかもしれないのに……。 そんなことをふと考えながら、何気なく店内の時計に目を向けると、思いの外時間が過ぎていたことに驚き、慌てて雑誌を元の場所に戻してから早足で入り口へと向かう。 「きゃっ」 その時、自動ドアを抜けた瞬間、丁度入ってきた人と思いっきりぶつかってしまい、反動で眼鏡が地面に落ちてしまった。