グルンと1回転。2回転。
内臓が飛び出そう。
コースターが上昇していく。
こんな状況でなければ感動するほどの絶景だ。
園内が一望できてしまう。
ジェットコースターと同じくらい高くて大きいアトラクションがひらひらと舞っている。
一つ一つの色が鮮やかだから
なんだかお菓子箱を上から眺めている気分になる。
地平線の先はモヤに包まれていた。
まるで雲の中に隠れた遊園地。
真上の空がまぶしいほど青い。
「綺麗だね…悔しいくらい」
『だろ、ずっとここにいたくなったか?』
「まったく」
猛烈な風を受けながら急降下。
目を開けていられない。
こんなところで障害物なんかこられたら…っ
まぶたを持ち上げた瞬間
キーーンと耳の奥が音を立てるほどの痛みが眼球を襲った。



