「……なに」 『おまえフラフラしてるし 落ちそーだから』 「平気だよ。手すり掴んでるから」 『念の為だよ。こっから落ちて死なれんのもめんどくせーし』 「………」 もういいやと思った。 好きにすればいい。 大嫌いなわたしの手を自ら握るなんてどういう心境だか知らないけど、今はこいつの相手をしている余裕はない。 本当に壊れてしまう前に ゲームから抜け出さなければ。