カタカタと音を立て ゆっくりとコースターが動き出した。 「むり!むりむり!おりる〜!!」 『ハハッ!ムリムリ! さっそく上がってくぞ〜』 容赦なく体が傾いた。 重力がうしろに乗り 前方から吹き抜ける風が肌を叩いた。 眺めるひまもなく景色がいっきに視界を過ぎ去っていく。 このコースター最初から速いんだけど!? 一番はじめの山をくだっていく。 前髪全開。 障害物を確認するために極力目は閉じちゃいけない。 止めないと、クリアできない。 ……ん? コースターはなだらかなゾーンへと入った。