『稀にですが
ここへ招待される人間がいます
そう、お二人のことです
選抜方法につきましては
園内の大切な秘密ですので
あまり詮索されぬよう
お願い申し上げます』
深々と頭を下げられる。
なぜわたしたちが選ばれたのか
もちろん気にはなるけど、それよりも大事なことがあった。
「ダリ、質問いいかな」
『はい、もちろん』
「わたしたちは…帰れるの?」
この遊園地に来てからずっと宙に浮かんでいるままだった疑問をぶつけた。
今いる屋敷だって、違和感の塊だ。
じっとダリに視線を注ぐ。
微動だにしないと思われたピエロの仮面は、予想外の反応を見せた。
『うれしいです!
ベンタ様から
切り込んでくださるなんて』
ダリはなぜか、感激するように声を高くした。



