‪‬♡NAH LAND♡



『あ?べ…なんだって?』

「ベンタ」

『ベンタ?』

「そう、ベンタ」



繰り返すポピィと成生くん。


あたかもそれが真実のように言っている彼だけど、わたしはベンタなんて名前じゃない。


さすがにもっとマシだったことは覚えている。


良くない方向に話が着地しようとしてない?


すると、ぽかんとしていたポピィがおもいきり吹き出した。



『べ、ベンタっておまえ…
なんだその犬みてぇな名前!』



ゲラゲラ笑いながら背中を叩かれる。


痛い。


あの、成生くん。


本気なのかい


本気でこの先わたしをベンタで生かそうとしてるのかい。



『そーかそーか!自分の名前が恥ずかしくて言い出せなかったのかァ!そりゃ悪いことしたな!』


「………」


『さいこーにダサくてお前にぴったりだぞ。
よろしくな、ベ・ン・タ』



こうしてわたしはベンタとなった。


できることなら時間を巻き戻したい。