‪‬♡NAH LAND♡



「……どーした?」



成生くんが怪訝そうにのぞきこんでくる。


自分の名前を忘れる

なんてはじめての感覚に、体が硬直した。



『なに黙ってんだテメェ。
いまさら逃げるのはナシだかんな?』



眉間にシワを走らせながら近づいてくるポピィ。


そんなこと言われたってわたしにもなにがなにやら。



「え、と、ごめんちょっとまってね」


『はぁ?ずいぶん待ってやってんだろが』


「いったん静かにしてて」


『んだと?』



ポピィに迫られながら、かろうじて遊園地のチケットの存在を思い出す。


たしかあれには名前が載ってた。


急いでポケットからチケットを取り出し、確認すると


絶句した。