そして最後、ピンクの道化師が前へ出た。
『ボクはモモ
愛を重んじる道化師
ポピィやジョンと違って、ボクはすべてのことを愛したいと思っているよ』
そう言って、モモはわたしことをまっすぐに見つめた。
『もちろん、あなたのこともね』
花が咲くように優しく笑う。
彼の言う「愛」というものが、この世でいちばん似合うんじゃないかと思った。
「ありがとう…」
ピンクの道化師モモ
愛を体現したあたたかい雰囲気は、張り詰めていた空気の膜をゆるやかにほぐしてくれるようで
どこかなつかしい、家族みたいな安心感をおぼえた。



