そして続けざまに名乗り出たのは
イエローの道化師だった。
『オレはジョン
平和を求める道化師さ
上っ面だけの偽善はお断り。おまえらにも期待してないから気楽にやっていいよ』
舐めるようにわたしと成生くんの表情をながめ、ニィと目を細めると、ケタケタ笑った。
踊るような身振りに気圧されてしまう。
黙ってうなずくことしかできない。
『ハハ、それでいいさ』
「……」
『オレの前では
安易なことは言わねぇほうがいい』
…すぐに分かる、難しいタイプだって。
そしてなんとも気味が悪い。
滲み出る邪悪さを抱えながら『平和』だなんて口にするその歪さが、警戒心を強く刺激してくる。
近づきたくない。
イエローの道化師ジョン
掴めない態度の底にうっすらと感じる潔癖さ。
関わるにも神経をすり減らしそう。



